江田島

更新2005/10/20
公開2005/10/16
撮影2005/09/12

蛞蝓なめちゃん


江田島には、かつて海軍の兵学校がございまして、アナポリス(米)、ダートマス(英)と共に、世界三大兵学校と言われておったそうです。海軍は、兵科・機関科・主計(経理)科に分かれておって、機関学校は舞鶴、経理学校は東京にございました。 呉の兵学校跡には、現在は海上自衛隊の第一術科学校と幹部候補生学校がございまして、ここは事前予約なしに、構内の 見学 ができます。
呉から江田島 小用行きの船に乗ります。小用というのは小便ではなく、「こよう」と読むようです。

時刻表でつ。兵学校見学に最適な便に * 印がつけられています。

ターミナルから東を見ると、海上自衛隊呉警備隊。

桟橋を離れ、呉の街が小さくなっていきます。

左手に昨日見物したFバース。
船の正面に回ります。この航路は高速船とフェリーが運航していますが、高速船はデッキに出られませんし、船内の座席位置が低いので、見晴らしが悪いでつ。フェリーは左舷右舷前うしろと、うろちょろできて、見物にはもってこいです。潮風が心地よいでつ。ちなみに、呉港から江田島小用港までの所要時間は、高速船で10分、フェリーで20分です。

瀬戸内海は島だらけです。変な島がいっぱいあります。大麗女島(おおうるめじま)。大戦中、特殊潜航艇「蛟龍」の地下建造工場があったそうです。現在は海上自衛隊の弾薬庫があり、民間人は上陸できましぇん。

小麗女島(こうるめじま)。灯台あります。桟橋のようなものもあります。

筏がありまつ。牡蠣の養殖でせうか。そして、小用の港に到着でございます。

小用港から術科学校まではバスが出ています。タクシーもあります。5分くらいです。
左が正門。時間がくるまで、右の建物の広報展示室で待機します。海上自衛隊の広報ビデオが垂れ流されています。

構内案内図です。

A4のパンフレットをいただきました。「江田島の海上自衛隊」表紙と裏表紙。右は 教育参考館の英文パンフです。

学舎まで、まっすぐな広い道が続きます。構内案内図です。ここの松はまっすぐです。

御影石造りの大講堂。

2,000人収容だそうでつ。

煉瓦造りの幹部候補生学校。中には入れません。

細長い建物です。端から144mの廊下を見通したところ。
ここの煉瓦は英国からの輸入品で、1個の値段は、煉瓦積み職人の日給より高かったといいます。煉瓦の表面はすべすべです。

第一術科学校。芝生のグラウンドでは匍匐前進の訓練をしているようです。

戦艦陸奥の主砲塔が見えます。日曜日には近くまで行けるのですが、平日なので、遠くから眺めるだけです。お勉強の邪魔になるからですね。
主砲塔近くに桟橋があり、実はそちらが表玄関なのだそうです。さすが海軍ですね。

教育参考館です。ここは館内撮影禁止。

屋外展示。左は三景艦主砲砲弾。三景艦というのは、日清戦争で活躍した「松島」「厳島」「橋立」の三巡洋艦。主砲は1門ながら、32cmあったそうです。
右は、今やあちこちで見かける戦艦大和の主砲砲弾。直径46cmです。

左上が横須賀 記念艦 みかさ の展示。右上は 靖国神社遊就館 の展示。
左下は、呉 大和ミュージアム の展示。右下は、ここ江田島教育参考館の展示。

特殊潜航艇 蛟龍。

特殊潜航艇 海竜。

駆逐艦雪風の錨。舵輪は教育参考館の中に展示されていました。縁起が良いので、拝んできました。

36cm 一式徹甲弾。昭和17年10月18日、金剛・榛名のガダルカナル島砲撃に使ったようです。

生徒の一団がやってきました。教官の下げたラジカセの音楽に合せて、行進の練習をしておられるようです。

路傍に、郵便局のATMがあります。右は道場でしょうか。

教育参考館の見学を終えたら、解散。できたばかりのレクレーションセンターに立寄り、お土産を買います。この1階に食堂と売店があるのでつ。

このようなものを買いました。携帯ストラップでございます。このようなもの を探したのですが、ありませんでした。

レクレーションセンターの隣りに厚生センターというのがあり、ここでもお土産を売っています。
で、発見したのでごじゃいます。旗振り海自人形。

それから、こんなのもございました。
JGSDF (Japan Ground Self Defense Force)は陸上自衛隊、JASDF (Japan Air Self Defense Force)は航空自衛隊、JMSDF (Japan Maritime Self Defense Force)は海上自衛隊 でございます。可愛いでつね。いずれも 680円でした。

帰りは、高速船でございます。

このあと、呉港桟橋そばの、大和ミュージアム にまいります。


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