大和ロケセット

公開2005/10/19
撮影2005/09/14

蛞蝓なめちゃん


ぇえー、広島海軍巡りの最後は、尾道でございます。2005年12月17日公開予定の角川映画「男たちの大和」の、原寸大大和ロケセットです。撮影後のセットを、2005年7月17日から2006年3月31日まで、期間限定で観光に利用しておられるのでございます。
広島からは、新幹線こだま号で新尾道にまいりました。普通車喫煙指定席です。 ご覧のように、ガラガラで、この車両には私ひとりしか乗っておりませんでした。あはは。

新尾道から尾道に出て、駅前の グリーンヒルホテル尾道 に宿泊したのでございます。実は「男たちの大和プラン」というので、往復の渡し舟券、ロケセット拝観券に朝食が付いたお得プランなのでございました。
左がホテルから見た在来線尾道駅。右は駅から眺めたグリーンヒルホテル尾道でございます。

これがロケセット公開のリーフレット。

ついでに、これがロケ地マップの表紙。

ロケセットの位置は、このへん でございます。
セットはすぐ向かいの島(向島)の日立造船のドックに組まれており、島に渡る船はホテルのすぐ横から出ています。向島は、むかいしま と読むようです。駅前渡船です。
左からふたつめのクレーンの右に、大和の砲塔が見えます。

こんな船です。怪しい屋根です。運賃は片道100円。バイク・自転車は10円。

向島までは直線距離で2〜300メートルくらいでせうか。セットを左に見ながら、運河に入り、さらに200メートルほど進んだところに船着場があります。

向島に到着。

すぐ左手にバス乗り場があります。ここからロケセットまでは無料のシャトルバスに乗ります。尾道市営バスです。徒歩では行けません。敷地は広いので、勝手に歩かせるとドックに転落したりクレーンに登ったり隠れて夜を明かしたりする人が出るからかも知れません。

艦首前に到着。映画の撮影には必要なかったそうですが、角川春樹氏のひと声で御紋章入りの艦首まで製作することになったそうです。
右下は呉の大和ミュージアム屋外にある、これも原寸の艦首左部分。

カメラマンが撮影してくれます。誘導、案内の方が大勢おられましたが、皆さんボランティアで働いておられるようです。あ、恥ずかしいので拡大はなしね。

艦首左舷側でつ。艦橋上部がないのが寂しいでつ。
今ごろ(10月18日現在)、一所懸命CG合成しておるのでせう。

左舷まんなかあたりに取り付けられた階段を上って、乗艦します。

チケットでつ。

対空機銃の銃座。

艦首甲板。艦首フェアリーダーの向こうに、廃墟のような建屋が見えます。

右舷がわには、グリーンヒルホテル尾道が見えます。

主砲は第二砲塔のみ造り込んでありますが、第一砲塔は塔だけで砲はありません。
ほんとは、右下のようになっています(大和ミュージアムの模型)。

第二主砲塔。

前部副砲塔。15cm砲でつ。

戦闘シーンの撮影で、汚しが入っています。

このセットはベニヤ板とウレタンでできているそうです。既に、塗料がはげたりキズがついたりしております。

左舷まんなかへん。対空砲・機銃が並びます。右舷側は造っていないようです。

着色はリアリティあるのですが、いかんせんよく見ると破損していたり塗料がはげたり表面が割れていたりします。
撮影の間だけもてばいい程度の映画のセットを、撮影終了後1年近くも公開しようというのですから、無理がありますわな。

扉を開けようとする人がいるようです。「引っ張らないで下さい。」

青いパラソルは、監視員兼案内員の方が日射病にならないための配慮かと思われます。左舷後方の階段を下りて下艦します。

空きドック。荒涼としています。

ロケのときに出演者やスタッフが利用した「圭ちゃん食堂」。そのまま食堂・売店になっていて、2階には撮影の小道具などの展示や、メイキングビデオの上映をしています。展示の中には角川春樹の足型というのもあって、笑ってしまった。

大和カレーだそうです。

食堂側からのビュー。

見物を終えて、また怪しい船に乗ります。

尾道側に戻り、駅前の広場を散策。

尾道大橋が見えます。

「ロケセット公開中」という青い旗が立ち並んでいます。
右下の緑地の中にに白い人影がふたつ。

市街地再開発で完成したベルポールの記念モニュメントだそうです。
デザインは かわぐちかいじ兄弟だそうな。

んでもって、めでたくおうちに帰りましたとさ。


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