嗚呼我が航空自衛隊

--- Our JASDF ---
画像を別窓で表示する
【  曲 名  】嗚呼 我が航空自衛隊
【 作曲者名 】小田 明男
【 作詞者名 】小田 明男
【アーティスト】蛞蝓湿国軟体空軍軍楽隊
【データ作成者】蛞蝓なめちゃん (odasan@ma.catv.ne.jp)
【 データ形式 】標準MIDIファイル(.MID) Format 0 :Timebase=120
【 作成ソフト 】Cakewalk Proffessional Ver 7.0
【 WRD作成 】御神籤おみちゃん
【 画像ソース 】航空自衛隊ホームページより転用 (空幕広報室許諾済)
【 対応音源 】SC-88Pro
白い雲湧く 大空に
夢は はばたく 航空隊
朝日に映える 日の丸は
守る北国 青い空

南に北に 飛びまわる
白い栄光 104
日本の平和 ひきうけた
白い波散る 日本海

暗い波間に 影おとし
空には銀河 夜の風
日南海岸 海越えて
嗚呼 我が航空自衛隊


オリヂナル軍歌です。作ったのが1970年ですから、安保闘争のまっさかりです。世の中は完全に反戦歌一色で、私も放課後はギターかき鳴らして「友よ」だの「機動隊のブルース」だの「栄ちゃんのバラード」だのを歌っておりました。高校生だったんでございますね、まだ。社会党が「若者の手には銃よりギターがよく似合う」なんてポスターを掲出しておったころです。

ちょうど「歌づくり」に興味を持っておりまして、自分でもいくつか作り始めていました。そのうち、自分の曲がどれを聞いても同じに聞こえることに気がつきまして、バリエーションを広げにゃならんとばかり、演歌風だのフォーク調だの歌曲みたいなのとか、いろいろ作り方を変えて実験してみたのです。偉いですねぇ。とても現在の私には真似のできないことです。で、これは「軍歌調」なわけです。反戦フォークの合い間に、けっこう軍歌も歌ってたんですね、実は。主義も主張もありません。ただのミーハーなんでございます。きゃはははは。

歌詞の中に登場する "104" というのは、ロッキード F-104 Star Fighter でございます。日本では「栄光」という名がつけられ、その筋の方は「まるよん」とお呼びになっておられたようです。デビューが1954年ですから、45年昔ですね。NATO や日本等でのライセンス生産を含めて2,578機が作られたそうです。ロケットのようなとんがった機体に小さな主翼、水平尾翼が垂直尾翼の上にあるという独得の形態で、この機にあこがれて航空自衛隊に入られた方も多かったそうです。

迎撃戦闘機としてマッハ 1.79 の最高速度と、抜群の加速性・上昇性能を有し、「人間の乗る最後の戦闘機」とさえ形容されましたが、操縦はかなり難しく、まともに運用できたのは日本とドイツだけだったとか。後に「ピーナツ」で有名なロッキード事件で話題になりましたですね。現在、自衛隊の主力戦闘機は F-15 になりましたが、F104 を無人標的機として復活させる実験も行われているそうです。

WRD 作成にあたり、許可を得て航空自衛隊のホームページに掲載されている画像を加工しました。1677万色を14〜15色に減色してるもんで、画質はかなり落ちます。減色には Padie を使いましたが、どうしてもきれいにできないのが1枚(F104B1.MAG)ありまして、これは Photoshop で減色しました。オリジナルの画像をご覧になりたい方は下記をご参照ください。
http://www.jda.go.jp/jasdf/gallery/f104.htm