芦屋川

--- The Ashiya ---
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【  曲 名  】芦屋川
【 作曲者名 】小田 明男 (1970年4月29日)
【 作詞者名 】小田 明男
【アーティスト】蛞蝓なめちゃん と フラットファイブ
【データ作成者】蛞蝓なめちゃん (odasan@ma.catv.ne.jp)
【 データ形式 】標準MIDIファイル(.MID) Format 0 :Timebase=120
【 作成ソフト 】Cakewalk Proffessional Ver 7.0
【 WRD作成 】御神籤おみちゃん
【 画像ソース 】「芦屋川」御神籤おみちゃん撮影 (1969年3月)
【 対応音源 】SC-88Pro
しだれ桜に 花の宵
思い出します あの人を
あの日もこんな 夜でした
泣いていました あの人も

山の桜の 花びらが
流れ流れて 芦屋川
浜辺の松に 月のかげ
今は会えない あの人と

赤い帯した あの人が
忘れないでと ささやいた
けれどもいつか 花びらは
雨に打たれて 散ってゆく


ゑー、これも1970年の作品でござゐます。1970年といひますと、大阪で万国博覧会といふお祭りがござゐまして、世の中は「こんにちはぁ、こんにちはぁ」と浮かれておつたわけです。しかも安保改定の年でもありまして、「アメリカはヴヱトナムから出て行けえ」とか叫んでおつたわけですね。

東海林太郎先生の歌に「すみだ川」といふのがありまして、なかなかしつとりとした日本情緒あふるる名曲であつたわけですが、これに対抗してといふか、まねつこして作つたのが「芦屋川」なのでござゐます。「祇園小唄」とか「十三夜」なんかも参考にしたやうですが、昔のことなので、よくおぼえていませんっ。

芦屋川といふのは、芦屋市の西の方を南北に流れる市内最大の河川で、桜と松の名所として知られてゐます。昔芦屋郵便局でバイトしてたときに、「大阪府芦屋市」なんて書いてゐる郵便物がありましたが、「兵庫県芦屋市」が正解です。芦屋といへば、谷崎潤一郎さんの「細雪(ささめゆき/読んだことない)」や、小松左京さんの「くだんの母(こわかつた...)」の舞台ともなりましたですね。「細雪」のお饅頭はありますが、「件(くだん)」のお饅頭はありません。あつても気持ち悪くて誰も食べないでせうね。きやつきやつ。

シヤアプフアイブ風のヱレキアレンヂで演奏してみました。インスツルメンタル曲としてもお聞きいただけるやう配慮致してをります。ま、さういふことで...。