夏は来ぬ

--- Natsu wa Kinu ---
【  曲 名  】夏は来ぬ 新編教育唱歌集(五) 明治29年
【 作曲者名 】小山 作之助
【 作詞者名 】佐佐木 信綱
【アーティスト】−
【データ作成者】蛞蝓なめちゃん (odasan@ma.catv.ne.jp)
【 データ形式 】標準MIDIファイル(.MID) Format 0 :Timebase=120
【 作成ソフト 】Cakewalk Proffessional for Windows95
【 対応音源 】GS,GM (データ作成時は SC-88 Pro を使用)

初夏の風物をあれこれ歌ったものです。でも 初鰹 は歌われていませんね。わはは。「日本唱歌集(堀内敬三/井上武士 編)によりますと、原作では二番の「早乙女」は「賎の女(しずのめ)」、また五番の「さつきやみ」は「夏は来ぬ」だそうです。えー、五番の詞は、1〜4番の総集編という感じでございますね。

作曲の小山先生は、文部省音楽取調掛第二回卒業生で、東京音楽学校で教鞭をとっておられたそうです。「敵は幾万」は有名ですね。高校野球で。作詞の佐佐木先生は、軍歌もたくさん書いておられます。「勇敢なる水兵」とかですね。

うの花のにおう垣根に、時鳥(ほととぎす)
早もきなきて、忍音もらす 夏は来ぬ。

さみだれのそそぐ山田に、早乙女が
裳裾(もすそ)ぬらして、玉苗ううる 夏は来ぬ

橘のかおるのきばの窓近く
蛍とびかい、おこたり諌むる 夏は来ぬ

棟(あうち)ちる川べの宿の門遠く、
水鶏(くいな)声して、夕月すずしき 夏は来ぬ

さつきやみ、蛍とびかい、水鶏なき、
卯の花さきて、早苗うえわたす 夏は来ぬ

ギターソロ・アレンジですが、1番と5番はふつうに、2番と4番はちょっとくずして演奏しています。3番は何だかよくわからない演奏ですね。わはは。