作詞の 千家尊福(せんげ たかとみ)さんは、東京府知事、貴族院議員、司法大臣を歴任された方で、もとは出雲大社の宮司だったそうです。作曲の 上真行(うえ さねみち)さんは宮内省楽師 兼 東京音楽学校教授であったそうです。詞も曲もパブリックドメインになっています。
年の始めの 例(ためし)とて、上記は大正2年 文部省告示で改められた歌詞でございまして、官報に告示発表されたときは、2番の歌詞が下記のようであったそうです。
終なき世の めでたさを、
松竹たてて 門(かど)ごとに
祝(いお)う今日こそ 楽しけれ。初日のひかり さしいでて、
四方(よも)に輝く 今朝のそら、
君がみかげに 比(たぐ)えつつ
仰ぎ見るこそ 尊とけれ。
初日のひかり 明(あき)らけく、今回も、資料関係は 堀内敬三/井上武士 編「日本唱歌集」(岩波文庫)にお世話になりました。
治(おさま)る御代の 今朝のそら、...
このデータは、去年(1997年)の大晦日にギターソロ用にアレンジしたものを、改めてギターデュオに書き直して、 Velocity だの Tempo だのを修整したものです。かれこれ1年 近く続いている「童謡唱歌 弾けないギターシリーズ」「弾けるかも知れないギターデュオシリーズ」の契機となった曲で、なかなか感慨深いものがあります。
歌は2番までですが、4コーラス演奏しています。基調はサンバ風の軽いノリで、間に短調の変奏を入れたりして、楽しみながら作りました。