「雨降りお月」に続いて「雲の蔭」という曲をつないでいますが、いったいどこが違うねんと言いたくなるほどそっくりです。これが別の作者であれば、間違いなく盗作になるところですね。
「雲の蔭」は、「コドモノクニ」大正14年3月に発表されています。「日本童謡唱歌全集(足羽章 編)の解説によりますと、「雨降りお月」の評判がよくて、多くの読者から同じような童謡を望む声が寄せられたので、それに応えて作られたということです。歌詞は「雨降りお月」の2番という感じですが、曲はほとんどいっしょだけどよく見れば(聞けば)違います。
● 雨降りお月ギターソロ・アレンジですが、ま、ふつうに弾いてます。雨降りお月さん 雲の蔭● 雲の蔭
お嫁にゆくときゃ 誰とゆく
ひとりで 傘(からかさ) さしてゆく
傘(からかさ) ないときゃ 誰とゆく
シャラ シャラ シャン シャン 鈴つけた
お馬にゆられて 濡れてゆく
いそがにゃお馬よ 夜が明ける
手綱の下から ちょいと見たりゃ
お袖でお顔を 隠してる
お袖は濡れても 干しゃ乾く
雨降りお月さん 雲の蔭
お馬にゆられて 濡れてゆく