可愛いいスウちゃん

--- Kawaii Suu-chan ---
【  曲 名  】可愛いいスウちゃん
【 作曲者名 】不詳
【 作詞者名 】不詳
【アーティスト】−
【データ作成者】蛞蝓なめちゃん (odasan@ma.catv.ne.jp)
【 データ形式 】標準MIDIファイル(.MID) Format 0 :Timebase=120
【 作成ソフト 】Cakewalk Professional Ver 8.0
【 対応音源 】GS (データ作成時は SC-88 Pro を使用)

1945(昭和20)年ごろ はやった歌だそうです。徴兵されて恋人と別れて行った軍隊のつらさ、あわれさが歌われています。作者不詳ですが、たぶん氏名を公表できなかったのでしょう。当時は、こんな士気が低迷する歌は、おおっぴらに歌えなかったでしょうし、まして作った本人だと知れたら、特高に引っ張られたことでしょうからね。

同様の歌に「軍隊(陸軍)小唄」(嫌じゃありませんか 軍隊は...)や、「海軍小唄(ズンドコ節)」(汽車の窓から手を握り...)というのもあります。1969〜70年に、どちらもドリフターズが替え歌にしてヒットさせました。「ドリフのほんとにほんとにご苦労さん」と「ドリフのズンドコ節」ですね。

さて、「可愛いいスウちゃん」でございますが、歌い継がれるうちに新たな歌詞が加わったのか、WRD で紹介したもののほかにも、いろんな歌詞があります。また、水木かおる さん や 高月ことば さん等、新たに歌詞をつけたバージョンもあるようで、タイトルも「可愛いスウチャン」「可愛いいスーチャン」「可愛いスーチャン」などさまざまな表記が使われています。


お国の為とは 言いながら
人の嫌がる 軍隊に
召されて行く身の 哀れさよ
可愛いスーちゃんと 泣き別れ

朝は早よから 起されて
ぞうきんがけやら はき掃除
いやな上等兵にゃ いじめられ
泣く泣く送る 日の長さ

乾パンかじる ひまもなく
消灯ラッパは 鳴りひびく
五尺の寝台 わらぶとん
ここが我等の 夢の床

海山遠く 隔てては
面会人とて さらになく
着いた手紙の 嬉しさよ
可愛いスーちゃんの 筆の跡