同様の歌に「軍隊(陸軍)小唄」(嫌じゃありませんか 軍隊は...)や、「海軍小唄(ズンドコ節)」(汽車の窓から手を握り...)というのもあります。1969〜70年に、どちらもドリフターズが替え歌にしてヒットさせました。「ドリフのほんとにほんとにご苦労さん」と「ドリフのズンドコ節」ですね。
さて、「可愛いいスウちゃん」でございますが、歌い継がれるうちに新たな歌詞が加わったのか、WRD で紹介したもののほかにも、いろんな歌詞があります。また、水木かおる さん や 高月ことば さん等、新たに歌詞をつけたバージョンもあるようで、タイトルも「可愛いスウチャン」「可愛いいスーチャン」「可愛いスーチャン」などさまざまな表記が使われています。
お国の為とは 言いながら
人の嫌がる 軍隊に
召されて行く身の 哀れさよ
可愛いスーちゃんと 泣き別れ朝は早よから 起されて
ぞうきんがけやら はき掃除
いやな上等兵にゃ いじめられ
泣く泣く送る 日の長さ乾パンかじる ひまもなく
消灯ラッパは 鳴りひびく
五尺の寝台 わらぶとん
ここが我等の 夢の床海山遠く 隔てては
面会人とて さらになく
着いた手紙の 嬉しさよ
可愛いスーちゃんの 筆の跡