私が子どものころ、ハワヰアン・ブウムといふのがあつたやうです。バツキヰ白片とアロハハワヰアンズ、大橋節夫とハニヰアイランダアス、そして先ごろ亡くなられたダニヰ飯田とパラダヰスキング、はたまた和田弘とマヒナスタアズ...数多くのハワヰアン・バンドが活躍したといふことを、日露戦争で死んだ爺ちやんが、よく語つて呉れたものです。
ハワヰアンといふとスチヰルギタア、そしてウクレレが欠かせませんが、どちらも GM には規定がござゐませんで、GS のバリヱイシオントオンを使用致しました。スチヰルギタアはポルタメントだと看破されたのは、かの南(Miiiiiiiiiiiiiii)先生ですが、このデヱタアではピツチベンドを使用致しておりやす。ポルタメントは指定が面倒で、ピツチベンドなら正弦曲線で挿入可能な CAL が使えるし、なにより南先生ご自身のデヱタアに、ピツチペンドが使はれてゐたからなのであります。
最初、コオラス Aah にヰンサアシオン・イフヱクトを使用して、「あ おぉ あぁ おえっ...」と歌はせてみたのですが、コミツクソングに成つてしまつた為、普通の Aah に変更致しました。また、ウクレレは第四弦がちと変則なので、別トラツクにしてピツチを若干変へてみました。3コオラスめにスチヰルギタアが、いきなりヴアイオリン奏法を始めます。ロオランドGS楽器図鑑のスチヰルギタアの写真を眺めてゐて、ヴオリウムのツマミが小指で引つかけられさうださつたので、試してみたわけですが、本来ヱクスプレツシオンで対応すべきところ、NRPN のアタツクタヰム変更で誤魔化してをります。