イムジン河
--- Imujingawa ---
【 曲 名 】イムジン河
【 作曲者名 】高 宗漢
【 編曲者名 】加藤和彦
【 作詞者名 】朴 世永
【 訳詞者名 】松山 猛
【アーティスト】ザ・フォーク・クルセダース
【データ作成者】蛞蝓なめちゃん (odasan@ma.catv.ne.jp)
【 データ形式 】標準MIDIファイル(.MID) Format 0 :Timebase=120
【 作成ソフト 】Cakewalk Proffessional for Windows95
【 対応音源 】GS, GM
関西フォーク 幻の名曲と言われる「イムジン河」でおます。幻と言われる所以は、レコードが発売中止になったからであります。「帰ってきたヨッパライ」で一躍メジャーになったフォーク・クルセダースが、シングル第二弾として準備したのがこの曲だったのですが、某国からクレームがついて、日の目を見なかったのです。B面は「ヘビに食われて死んでゆく男の悲しい悲しい物語」という長いタイトルの曲でした。
朝鮮半島の北側にいる人が、祖国すなわち南側を思う歌です。イムジン河を飛びかう水鳥たちは自由に行き来できるのに、だれが祖国をふたつに分けてしまったのだと嘆いています。1970年安保闘争の前、全国的に反戦フォークソングがはやりました。新宿ではフォークゲリラが西口広場に集い、神戸三宮地下街にはフォークモグラが現れました。「イムジン河」はこうしたフォーク集会で、「友よ」「遠い世界に」などと共に、好んで歌われた曲です。
--- と書くと、さては北緯38度線にからむ政治的な圧力かと思ってしまいますが、実は著作権上の問題だったようなのです。レコードが発売中止になってしばらくしてから、「リムジンガン」というタイトルで、別のグループがレコード化しておるのですね。楽譜や歌詞の方は全然問題なかったようで、「イムジン河」と「リムジンガン」の両方が掲載されている歌本もあります。