「道頓堀行進曲」は大阪を描いた名曲でございまして、内海一郎さんがお歌いになられまして、作られたのは昭和初期で、松竹蒲田で同名の映画が昭和3年(1928年)に封切られていまして、当時は行進曲ブームだったそうで、石田一松さんらのレコードで「浅草行進曲」というのがあるそうですが、これが「道頓堀行進曲」の替え歌なんだそうです。
一昨年からロックアレンジ版としてとりかかっていた(けど行き詰まってうち捨てておった)のですが、このたびジャズ風アレンジ版として蘇りました。思いつくギターのフレーズがコードとうまく合わなかったのですが、横浜のチベットと言われる旧緑区の、とある賃貸マンションで温水シャワーに打たれながら修行している最中に、「これはジャズだ。どんな音でも sus4 とか 6th とか 9th とか11th とか 13th とかこじつけてしまえば、何でもありなんだ」と悟りを開きまして、結局、Standard Drum Set を Jazz Set に換え、Elec. Bass を Wood Bass に換え、Rock Organ を Piano に換え、おまけに Sax を加えて、ほとんどを書き直してしまいました。でもMuted Guitar のフレーズが残っていたりするところが可愛いですね。
サックスは Tennor Sax を割り当てていますが、実は音域外の高い音がひとつあります。でも Alto Sax だと音が柔らか過ぎてパンチがなくなっちゃう上に、音域外の低い音が5つになってしまいますもんで、そのままにしてあります。気にしないでください。