六段

--- Rokudan ---
【  曲 名  】六段
【 作曲者名 】八橋 検校
【 作詞者名 】−
【アーティスト】井上宗孝 と シャープ・ファイブ
【データ作成者】蛞蝓なめちゃん (odasan@ma.catv.ne.jp)
【 データ形式 】標準MIDIファイル(.MID) Format 0 :Timebase=120
【 作成ソフト 】Cakewalk Professional Ver 8.0
【 対応音源 】GS (データ作成時は SC-88 Pro を使用)

「春の海」と共に、お正月に欠かせないBGMでございます。1968年10月にコロムビアから発売されたシャープ・ファイブのアルバム「春の海」の2曲めでございます。このアルバムからは既に「さくら」と「祇園小唄」をアップ致しておりますが、「春の海」は制作途中でビクターに専属がついていることが判明したため、「六段」の方を仕上げることに致しました。

シャープ・ファイプ版の発売に際してもこの専属の壁があって、結局、コロムビアがビクターに古賀政男作品を提供することで決着したといいます。こうして古賀メロディを歌った 森進一さんのレコードが世に出たわけですね。宮城道雄さんが亡くなったのは1956年ですから、「春の海」がパブリックドメインとして自由に使えるのは2007年からということになります。

編曲は 古屋紀 さんです。「春の海」ほどの派手さはありませんが、透き通ったエレキの高音と、柔らかいオルガンの掛け合いがみごとなアレンジです。私の持っている音源には "Guyatone Sharp Five Model" という音色がないので、ブリッジ側で弾く硬い音は Clean Guitar、フロント側の柔らかい音は Jazz Guitar を使い、リバーブをたっぷりかけてみました。オルガンはこれまた "ACE TONE" という音色がないもんですから、60's Organ をハイカットしてトレモロを設定しております。さういへば何を隠そう金隠し、Roland はエース電子工業を辞めた 梯 郁太郎 さんが新たに立ち上げた会社だったのでございます。

前作では SC-88 Pro の固有の音色を使いましたが、今回は汎用的なデータをめざしたので、GS の範囲で作りました。でも Delay なんぞを使ってたりします。SC-88 Pro で調整しましたが、GS 対応音源であれば大丈夫だと思います。