お笑い DTM用語辞典

--- DTM Dictionary ---

1997年度MIDI検定4級試験対策

注意 : 以下の記述を信用して被った損失について、筆者はいっさい責任をとりません。

A〜Z

CMM Computer Music Magazine. コンピュータのための音楽雑誌。 コンピュータが音楽を聞くかどうか、はたまたコンピュータが 雑誌を読むのかどうかは人智の及ばぬところであるが、 このような雑誌が成立っていることから、 コンピュータは音楽雑誌を読むのだと結論づけることができる。 もっとも、すべてのコンピュータを対象としているわけではなく、 HITAC や ACOS は無視されているし、PC-6001やMZ700に関する記事も 見あたらない。
DTM Desk Top Monkey. 机の上で飼える小さなお猿さん。 音楽が好きでシンバルを叩いたりする。
DTMマガジン 上記の専門雑誌。世の中には変わったものが好きな人がいるものだ。
FM音源 FM放送で使われる音源。かつてYAMAHAのDX-7という ミニ放送局で使われ、ベストセラーとなった。 FM音源の中には4人の小人さんがオペレータとして 働かされており、命令ひとつで縦に並んだり 2人ずつ組になったりされられる。 4人の並び方はたくさんあって、 小人さんが覚えきれないため、 実際には8通りしか命令を聞かなくてよいことになっている。
FMIDI ニフティサーブのMIDIフォーラム。 お世話になっているので悪口は書けない。
GS Group Sounds. 業界のリーダーとしてGM規格を詰める一方で、 Roland社が裏で進めていた独自規格。General MIDI の上位互換だと 言われるが、実際には GM は GS のサブセットなのである。 1960年代後半に、エレキとコーラスのグループでよく使われた。
GM General MIDI. 異なるメーカーの異なる機種のMIDI音源で、異なる音が出る ように取決められた曖昧な規格。
LA音源 ロサンゼルスの音源。ウェストコースト・サウンドを模した音源である。
LFO Low Frequency Oscillator. 低周波を発生する発振器。筋肉の凝りをほぐすはたらきがある。 くれぐれも心臓に当てて使わないように。
MIDI Musical Instrument Digital Interface. 楽器間で演奏情報をやりとりするための規格。 それまでの演奏は阿吽の呼吸が要求され、 指揮者の気まぐれや会場に紛れ込んだ蜂などに 悩まされることが多かったが、 この規格の出現によって、正確な演奏が可能になったが、 多くの演奏者が失業した。 ちなみに筆者はMIDIよりMINIが好みである。
MIDIケーブル MIDI Cable. MIDI機器を接続するためのケーブル。 5pin のDINケーブルが使われるが、 実際には2本しか使われていない。 残りの3本のピンは、 ただ接続個所をしっかりと支えるためだけに 使われているのだ。 MIDIケーブルを接続しても信号が流れないときには、 電源ケーブルも接続してみよう。
MIDI検定 通産省OBの雇用確保と退職金支払いのために AMEI(音楽電子産業協会)が設けた収入源。 MIDIが有望な市場だと国に認められた証拠である。
NRPN Non-Resistered Parameter Number. RPNじゃないもの。CCの98と99が割り当てられている。 NRPNによって指定できるものは、メーカーや機種によって 異なるが、多くの場合下着の色までは指定できない。
PCM Personal Computer Music. コンピュータからはさまざまな音がする。 Config.sys は短く情熱的で、Microsoft Excel は長く退屈である。 モデムから聞こえる2400bpsのシェイクハンドの美しさよ...。 ほら、耳をすましてごらん。ハードディスクの磁気ヘッドが 大事なデータの詰まったディスクのFATをこすっている ぎしぎしという音が聞こえないか?
RPN Resistered Parameter Number. 音源のセッティングを指定する共通パラメータ。 現在定義されているものは、 Master Tuning, Coase Tuning, Pitch Bend Sensibility で、 いずれも音程を狂わせて音源を音痴にする重要なパラメータである。
SMF Sadism & Masochism Fan. MIDIデータの保存形式を定めた規格。 現在、Format 0/1/2 の3種が定義されており、 Format 0 は比較的ソフトなSMである。 Format 2 になるとあまりに激し過ぎて 官憲の介入を招くおそれがあるため、 日本では対応するシーケンサがほとんどない。
TVA Tele Vision Antena. Roland社の音源でテレビを見るときに、屋根の上に設置する。 マンションなどで共同受信している場合でも、 このアンテナは必要である。
VCA Voltage Controled Amplifier. 電圧で制御する拡声器。 興奮すると Voltage が上がり、声も大きくなる。 あまり上げ過ぎると、うるさい。
VCF Voltage Controled Filter. 電圧で制御するフィルタ。 ときどき掃除しないと目詰まりを起こし、 音が出なくなる。また電圧を上げすぎると 逆に埃を吸いつけてしまうため、 特に冬はコンデンサを素手で触って 電気を逃がしてやる必要がある。
VCO Voltage Controled Oscillator. 電圧で制御する発振器。1ボルトで1オクターブの変化というのが 一般的だが、家庭用電源につなぐと一気に100オクターブ以上 上げることができる。海外には250オクターブも上げることが できる製品もある。
XG Roland社が勝手に決めたGS規格に対抗して、 世界最大の楽器メーカーであり、エレクトーンやDX-7に代表される 電子楽器の大手としてのメンツにかけて、 YAMAHAが勝手に決めた音源の規格。

あ〜お

アタックタイム Attack Time. 音が出るまでの時間。 ピアノはどこの会場にも設置してあるので、アタックタイムは 短いが、ダブルベースやフレンチホルンのように くそ重たい楽器を運んでしかも自分でチューニングしなければ ならない楽器は長い。最悪はハープ弾きの場合で、年のうち半分は チューニングに費やし、残りの半分は音の狂ったハープを 弾いているという。
アナログ Analog. コンピュータでも処理が困難な高度な表現。 強いて表現すると... 1と0と、1と0の間と、1と0の間と1の間と、1と0の間と0の間と、 1と0の間と1の間と1と0の間との間と...
アフタータッチ After Touch 触れたあとでぐりぐりしたりこねこねすること。 このときの反応は機器によって異なり、 顔色ひとつ変えない場合もあるし、殴られることもある。
イベント Event. 事件や行事である。これが重なると音源は対応できなくなって、 北海道や九州から応援を頼むことになる。 だから大使館や迎賓館周辺に音源がたくさん立っているからといって、 そんな人に道を聞いても無駄です。
打込み マウスやキーボードを勢いよく叩くこと。
エクスクルーシブ (System) Exclusive (Message). メーカーが勝手に決めたメッセージで、 ユーザがその機器を使用するにふさわしい知恵を持っているかどうかを 調べるため、設計者が設けたユーザ選別のためのテスト。 知らなくてもデータは作れるが、 知ってしまうと自分が「選良」だと勘違いして、 これを使わなくては高級なデータができないという脅迫観念が生まれる。
エクスプレッション Expression. 表現。決して音量のことではない。もちろん泡だちコーヒーの ことでもない。
エフェクタ Effector. 歌や演奏がへたなのをごまかす装置の総称。 現在までに発明された最高のエフェクタは、耳栓である。
エンベロープ Envelope. 封筒。ADRとかADSRとも言われる。 ADRは宛先として書かれる"ADDRESS"のことだと容易に想像できるが、 ADSRは謎である。
音源 いろんな意味に使われているが、 DTMでは箱に閉じ込められて働かされている小人さんの楽隊のことを指す。 品種改良によってどんどん小さな小人さんが生まれるようになり、 最近では実体がなく魂だけで演奏する楽隊も登場した。 ただ、魂をイタコに呼び出してもらうのに約0.5秒かかる。

か〜こ

キーボード Key Board. 鍵をぶら下げた板。鍵には白い鍵と黒い鍵があり、 その位置によって開くゲートが違っている。 かつてはいち度にひとつのゲートしか開けられなかったが、 現在では同時にたくさんのゲートを開けることができるようになった。 しかしどの鍵を使ってもピアノの鍵盤の鍵は開かない。
ギタ次郎 キダ・タローの弟。
クォンタイズ Quantize. リズム音痴でへたくそな演奏を 機械的で味のない演奏に変える魔術。
ケークウォーク Cakewalk. ゴリウォーグで有名な愉快な踊り。 どんな踊りか、だれも見たことがない。 ちなみに、「Cakewalk について」というヘルプを開けて アイコンをクリックすると、おもしろいものが見られる。 でもあちこちに残骸が残ってしまったりするのが悲しい。
ゲートタイム Gate Time. チューリップが開いている時間。なるべく長く開けておくため、 キーボードは押しっぱなしにするのがよいとされている。 うるさくてしようがない。
コーラス Chorus. わざと音痴にする特殊効果。 もともと音痴な場合は音痴が目立たなくなるという性質があるが、 かけ過ぎるとやっぱり音痴になる。
コルグ Korg. 京王技研。栓メーカー。 アナログシンセの時代、ローランドと双璧だった。 その後ヤマハが加わってシンセ三強の一角として活躍したが、 ワインの瓶にコルク栓のないのが増えてきたため、 ひところほどの勢いはない。
コントローラ Controller. 制御装置。何を制御するかは場合によって違う。 キーボードについているホイールも コントローラであるが、これは Mind Control 用である。 センター位置が普通で、左または手前いっぱいに回すと 人格が破壊され、それ以上無理に回し続けると ホイール自身が破壊される。
コントロール・チェンジ Control Change. コントロールを変えること。 しかしコントロールすらできない投手が多い中で、 コントロールを変えることなぞできるのであろうか。

さ〜そ

サウンドキャンバス Sound Canvas. Roland社のDTM用GM/GS音源。耳を澄ますと小人さんが大阪弁で 競艇の話をしているのが聞こえる。
サスティン Sustain (level). ADSR の S。立ち上がって最大音量に達した音が 減衰しながらも減衰しきらず、 キーボードを押している間、 ある一定の音量で鳴り続けるときの怨霊。 恐ろしいので、これを使えなくしている音源もある。
シーケンサ Sequencer. Cの検査である。あ、視力検査のことね。
シンセサイザ Synthesizer. 電気がないと鳴らないし、 電気を通すと変な音しか鳴らないもの。
ステップ入力 順番にひとつずつ音符を入力すること。 楽器が弾けない人向けの入力方法であるが、 音符を数字に置き換える能力または電卓が必要とされる。
ソフト音源 1.5m の高さから足の上に落下させても痛くない音源。

た〜と

タイムベース Time Base. そのデータがどれだけ細かく時間を気にしているかを 示す尺度。48より480の方が10倍時間にうるさい訳だが、 Time Base = 480 でも、0 と 240 しか使われない場合があったりする。 四分音符を基準にして、48とか96とか120とか480とか、 いろんな数が使われるが、47とか97とか483というのは 見たことがない。57600というのも見たことがない。
チャンネル Channel. MIDIでは16チャンネル使えることになっている。 VHFのテレビ放送は網羅できるが、UHFや衛星放送には対応 できないため、どうしても見たい人は、 ポートを増やしてチャンネル数を増やさねばならない。
ディケイ Decay (Time). ADR/ADSR の D。音の腐敗時間。生演奏の場合、夏場は早く聞かないと 音が腐敗して、中毒を起こすことがある。 MIDIデータの場合、このような危険は少ないが、 生の味を出すため、わざと腐らせることもある。 この腐り方をコントロールするのがディケイである。
ディジタル Digital. 一般に信じられている1と0という説は間違い。 正しくは1と0とそれ以外である。
デュレーション Duration. 音の長さのこと。短く切るとスタッカートになり、 十分伸ばすとレガートになる。 でたらめに設定すると、でたらめな演奏になるが、 8時間かけて設定したからといって、8時間の演奏になるわけではない。
ディレイ Delay. 山びこのような残響効果。音痴を隠す働きがある。 変った使い方として、ディレイ時間を曲より 少し長めにとれば、 1回の演奏で2回以上続けて聞かせることができる。
トラック Track. シーケンサ上で、パートを区別して打込みや修整を 楽にするために使われるグループ。 ひとつのトラックに複数のチャンネルデータがあってもよいし、 ひとつのチャンネルを複数のトラックに分けてもよい。 たとえば、リコーダーのソロ曲があったとして、 ノートのひとつひとつを音高に応じて別のトラックに 割り振ると、ひとつのトラックには同じ高さの音が そろうことになり、打込みも修整も......面倒になる。
トレモロ Tremolo. 音量が上がったり下がったりすること。 電圧が不安定な証拠である。

な〜の

ノート Note. 音楽では「音」のこと。「A4ノートパソコン」というのは、A4すなわちラの 音が鳴るパソコンである。当然だが、B5ノートパソコンの方が高い音が鳴る。

は〜ほ

ハード音源 15mの高さから頭の上に落下させると、壊れてしまう音源。 そのときはたいてい頭の方も壊れている。
ハチプロ SC-88 Pro で生計を立てている人。
バンク Bank. 音色を貯金しておく銀行。 預けていても利子はつかない。休日に引き出しても手数料は取られない。 いち度にたくさん引き出すと訳が分からなくなるので、 せいぜい16くらいにとどめておいた方がよい。 ちなみに、General MIDI や消費者金融は、ノンバンクと呼ばれている。
パッチ Patch. かつて、アナログシンセサイザは、あちこちに空いている 穴から穴へ、電線を引きまわして音色設定をしていた。 この電線をパッチコードと呼び、 眼球につなぐとアイパッチになった。冬はズボンの下に巻くと 暖かく、実はラオ博士だった。そこから転じて、音色のことを 指すようになった。
パンポット Pan-Pot. フライパンとティーポットを簡便に表現した言い回し。 左端が0であったり1であったり、ときには127であったりするが、 一般にフライパンには目玉焼き、ティーポットには紅茶が 入っているのが普通である。
ピッチベンド Pitch Bend. 音程を外すのに使われる。GMでは上下1オクターブの範囲で 音痴にできる。1オクターブ音痴にするということは、全然 音痴ではないのであるが、 この場合、1オクターブ上げるにはピッチベンド値として +8191を 指定する。1オクターブ下げるのは -8192である。 微妙に数字が違っているのだが、だれも気にしていない。
ビブラート Vibrate. 音程を周期的にゆらすこと。薬屋さんで売っているが、 近ごろは糖衣錠やカプセルの登場で、だんだん需要が 少なくなっているそうだ。
譜面入力 譜面ウィンドウに音符を並べていく入力方法。 楽譜が読めない人には困難だが、 楽譜が読める人にとっては面倒な入力方法である。
ベロシティ Velocity. 音の速度である。 乾燥した空気中では秒速 331.45m であることが知られている。 ベロシティを上げようとして、 キーボードをこの速度で叩くと、 指を骨折するおそれがあるので注意を要する。
ボリューム Volume. 音量のこと。飲むと白いうんこが出る。 Master Volume, Channel Volume, Expression の各値が積算されて最終の音量が決定されるのだが、 0より小さな音と2048383より大きな音は出せない。 もちろんスピーカーに正しく接続されていない場合は どんな値を指定しても音は出ない。

や〜よ

ヤマハ ヤマハ発動機。1955年に設立された東証1部上場の業界大手。 オートバイとモーターボートが事業の核となっているが、 エアコンや産業用ロボット、造波プールまで扱っている。

ま〜も

モーグ Moog. モーグ博士の発明したシンセサイザのこと。 またはシンセサイザを発明したモーグ博士のこと。 ムーグと呼ぶのは間違い。 博士はシンセサイザの基本特許を取らなかったので、 早速ローランドやコルグに真似されてしまった。
モジュレーション Modulation. 音楽では転調のことだが、DTMでは変調のこと。 つまり調子が変になるのだ。 原因は、睡眠不足、飲み過ぎ、急激な気温の変化などであるが、 特に季節の変わり目には、DTM機器に十分な睡眠をとらせ、 風邪をひかないよう、気を配るやさしさが必要である。 通常は音程が怪しくなるだけだが、 音量が変わったり音質が変わったりする病気もある。 LFOを2つ使っていたりすると、どちらの病原菌が 症状を引き起こしているか、よく見きわめなくてはならない。

ら〜ろ

リアルタイム入力 楽器が弾ける人でないと不可能な入力方法。 楽器が弾ける人でも、楽器がないとできないし、 楽器があってもMIDI出力の機能がないと できない。MIDI出力の機能があっても 電源がないとできない。
リバーブ Reverb. お風呂のような残響効果。音痴を隠す働きがある。 でも顔の醜いのは隠せない。
レコンポーザ Recomposer. 慣れてしまえば抜群の入力速度だと言われる ステップ入力に向いたシーケンサ。 国産アプリケーションとして頑張って欲しいものである。 でも わしはケークウォークを使っている。ごめん。
レゾナンス Resonance. ハイカットフィルターのカットオフポイントを 強調して、びょん とか ふにゃー とか、変な音にするもの。 元の音のハイカット周波数が十分高かったりすると、 効果が現れない場合もある。そんなときは 演奏しながら ふにゃー と叫ばねばならないため、 マイクロホンが必要になる。
ローランド Roland. 国産シンセサイザの草分け。 モーグシンセサイザの真似っこをして SYSTEM700を開発し、 マイクロコンピュータを搭載した MC-8 で シーケンサのあり方を変え、システム・エクスクルーシブの チェックサムでユーザを悩ませている。

わ〜ん


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